本文について

 

 Lewis Carrroll Through the Looking-Glass, and What Alice Found There の全訳です。

 底本は主に Oxford World's Classics の Alice's Advebtures in Wonderland and Through The Looking-Glass です。

 1974年に発見された、キャロル自身によって削除されていた、いわゆる“The Wasp in a Wig”のエピソードも、元の場所に戻す形で収めてあります。

 第8章(その8)後半の、「ほんの何歩かでアリスは小川のふちに着きました。」の後、「そして小川を跳び越えようとしたまさにその時、」から「戻ってちょっとだけ時間を使ってあげて本当に良かった、と思っていました。」までがそれに当たります。

 その部分を飛ばして読めば従来通りの形になります。

 このエピソードは作者本人によって削除されたものですし、そのことによって他の部分にいくつかの変更を加えているとも思われ、また、このエピソード自体もキャロルの推敲の手が充分に行き届いてはいないだろう、などの理由から、本文中に収めてしまうのは問題だという意見もあると思いますが、私自身はこのエピソードがあった方が良いと感じましたので、このようにしました。

 

 その他については「あれやこれや」をご参照ください。

 

 

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