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跋詩
1. 原典は ALICEPLEASANCELIDDELL のアクロスティック(折句)になっている。 3行×7連の21行だが、アリスプレザンスリドル(又はリデルだが、マーチン・ガードナーの注に fiddle と韻を踏んでいたらしいとある。それからすればリドルの方が近いか)とすると11行になってしまうこともあり、折句として訳さないことも多い。 以下、適当にカナ変換したが、
(1) すべて行の頭で文の頭。つまり完全な折句になっているものは、 可愛祥一郎「なつのひのアリスプレザンスリドルさようなら」 杉田七重「おおいアリスかがみのくにはたのしかつたかい」 稲木昭子・沖田知子「アリスプレザンスリドルへチヤアルズドジソン」(『アリスの英語2』) 稲木昭子・沖田知子「アリスプレザンスリデルよなつのひのゆめのこ」(『謎解き「アリス物語」』) ポポロ工作室「ルイスキヤロルすばらしいおはなしありがとう」(西の『不思議の国のアリス』東の『かぐや姫』(Kindle))
(2) ほぼ完全な折句になっているものは、 高橋康也「アリスリデルルイスキヤロル」(最後の「ル」だけ文の頭ではない。『原典対照 ルイス・キャロル詩集』) 佐野真奈美「アリスプレザンスリデルにささげるものがたり」(「ン」だけ「うんと」の2文字目) 高山宏「アリスプレザンスリドルかくはルイスキヤロル」(「ン」だけ文の頭ではない。『詳注アリス』) 高山宏「アリスプレザンスリドルかいたルイスキヤロル」(「ン」だけ文の頭ではない。亜紀書房版) 石川澄子「アリスプレザンスリデルへルイスキヤロルより」(「ン」だけ文の頭ではない) 笠井勝子「アリスプレザンスリデル」(「ン」だけ文の頭ではない。(『「不思議の国のアリス」の誕生』) 芦田川祐子「アリスあああリデル」(完全と言えば完全なのだが……)
(3) 一応折句になっているものは、 楠本君恵「アリスプレザンスリデル」(一行置きの文の頭) 高山宏「アリスプレザンスリドルルイスキヤロルいのる」(行の頭だが文の頭ではない。東京図書『新注』版、青土社版) 高山宏「アリスフレサンスリドルルイスキヤロルいのる」(行の頭だが文の頭ではない。(東京図書版) 舟崎克彦「アリスプレザンスリデル」行の頭だが文の頭ではない。(『不思議の国の?アリス″ルイス・キャロルとふたりのアリス』) 矢川澄子「アリスわがあい」(行の頭ではなく各連の頭) 芹生一「アリスよさらば」(行の頭ではなく各連の頭) 久美里美「アリスとわたし」(行の頭ではなく各連の頭) 宗方あゆむ「おおわがアリス」(行の頭ではなく各連の頭。非常に明るい内容に訳している)
(4) 折り句にはしていないものは、 生野幸吉、多田幸蔵、高杉一郎、柳瀬尚紀、北村太郎、中山知子、脇朋子、安井泉、小笠原宏子、柴田元幸。
楠山正雄、西條八十、岡田忠軒、河野騎一郎は訳出していない。
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